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WH社の家創りと建築家住宅
ウィークエンドホームズ社では、建築家との家創りを過去500棟以上を扱ってきました。当然、様々な問題に遭遇してきました。建築プロデュース業の存亡の危機も感じました。ひとつだけ言える事は、「その時において、ベストエフォート(最大限の努力」とそこから学び、繰返さないための解決策を作ってきたことです。一部ではありますが、代表的な問題を記載しました。ぜひお読みください。
遭遇した問題 対応してきた内容
予算オーバーのための実施設計の変更
設計者が予算内で出来ますと経験上での容易な説明を行ったため、実施設計後、予算オーバーとなり、設計者は解約した。弊社が赤字覚悟でその後の業務を誠意を持って引き継いだが、信頼関係は回復できず、大幅な設計変更と大幅な期間延長による対応となってしまった。
【解決への道】
施工者が設計段階に関わらなかった事が要因。「施工店特命制度」を設け、施工者もプロジェクト早期から参画いただき、コントロール出来るようにしました。
設計者と施工者の関係が悪くなった。
設計者がお客様の意見を施工者に指示する際、予算上の調整もせず、そのまま伝えた。施工者も変更追加の確認をせずに施工を行ったため予算オーバーとなり、そのオーバー額の負担をめぐり設計者と施工者の間で関係が悪化した。
【解決への道】
プロセスの要所要所における確認の欠如が大きな原因のひとつ。確認をしやすくするための情報管理システムを開発。弊社プロジェクトには全件で使用するようになっております。
工事金額の見積り比較で混乱した
見積入札制度で、安易な見積り比較を行ったところ、どんどん金額は落ちたが、品質もそれ以上に落ちてしまった。施工後のメンテナンス費用が大幅に膨らんだ。
【解決への道】
品質の低下を防ぐため、「見積入札制度」から 「施工店特命制度」へ進化させた。さらに工事費用の内訳を建築主様に開示出来る 「原価公開の見積制度」へ進化させ、工事費用の透明化と正当性をご確認出来るようになっています。
口約束・口頭での打合せによる言った、言わない問題発生
万が一の問題が無いように議事録の提出ルールがあるが、ルールが守られず口頭で伝える事も多く、言った言わない問題が発生し、建築主様の要望通りに仕上がらなかった。
【解決への道】
情報管理システムは、図面、報告書、現場写真、メール等の管理が出来ますが、ルールに即した進め方であるかどうかのチェックも出来るようにしました。
設計者の状況報告と現実が異なっていた
お客様がお怒りなのに、設計者や施工者からはその報告が無かった為、お客様へのお怒りを鎮めるタイミングを逸し、さらにお客様を怒らせる結果となった。
【解決への道】
情報管理システムでは伝えきれないため、お客様の声や心理状態を自分たちの主観を交えず正しく報告を義務付けた。
設計変更が多く、工程に影響が出た
設計変更が多く、納期が大幅に遅れそうになった。お客様と設計者・施工者の間に入り、納期と変更のバランス調整をした。優先する変更と見送る変更の線引きを行い、最低限の納期遅れとコスト上昇でおさめる事が出来、お客様に満足していただいた。
【解決への道】
どの段階だとどこまで変更が可能かを事前にキチンとアナウンスしていく事が重要であり、また情報管理システムでそれを伝えていく事を構築した。
施工店が倒産し、工事がストップ。 お客様と一緒に代替の施工店を探し、完工させた。
【解決への道】
施工店の財務リスクの軽減には、事前の審査がまず必要と判断。「登録施工店精度」へ進化させ、建築業経営事項審査(経審)による評価基準、面談による会社判断、施工現場の目視審査等の登録基準を設け、信頼と実力の施工店をネットワークしました。
建築家の作品意識が強く、建築主様の要望を満たしていない
一部の建築家は、建築主様の家創りであることを忘れ、自分の作品作りに走る事があるため、建築主様の要望が反映されているかどうかのマネージメントを強化。
【解決への道】
要望を満たしているかという内容の確認が適宜必要であり、また確認のしやすい環境を整備するため、情報管理システムでプロセス毎の情報の公開を促進し、確認出来る機会を増やした。
姉歯問題による構造、安全への不安を抱かれた。 建築基準法では構造計算が不要とされている木造2階建ての建築主様からも、耐震に対しての説明を要望された。
【解決への道】
建築家のアイディアを消さない自由度も確保しながら、耐震性能の高い金物工法採用、全棟構造計算を実施していく事をスタンダード化した。
姉歯問題により、建築家そのものに不安を抱かれた。 姉は問題で安全な建物かどうかは、建築家が全て握っているようなイメージを持たれ、建築家との家創りに疑問を持たれる人が出てきた。
【解決への道】
建築家の技術、知識、センスを活かしながら、建築家に頼った家創りではなく、お客様の家を創りあげるイマジニアン、建築家、施工店のチームワークの結晶となるように必要な事は「全てをオープンにして、特に建築途中のプロセスも開示し、誰により、何がどのように作られているか」を提示していくことが重要と考え実施。
資金計画がまとまらず、家創りが開始できない 通常の住宅ローンの融資体系は、建築家との家創りの支払いタイミングと合わない商品も多く、資金計画時において、問題が発生するケースも多く、プロジェクトが進まない。
【解決への道】
日本モーゲージサービスと提携、競争力と柔軟性のある住宅ローンを提供できる体制を構築中。
現在弊社では、今まで以上に「建築に携わる者として衿を正し、命をお預かりする仕事である」という認識を強くしています。家創りのプロデュースという新業態。約2000社の登録建築家の設計コンペで家を建てる。家族を建てる。そして信頼と確かな技術の登録工務店との連携。弊社はシステムの透明性、原価公開、建築プロセスの公開を柱に、建築業界に存在するブラックボックスの撲滅を推進してまいります。
5年間で500棟の<透明な家づくり>と施主さまご家族みんなの笑顔が、私たちの実績です。今後ともよろしくお願い申し上げます。
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