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家の中心に配したのはガラス張りの素敵なパティオ(中庭)。あふれんばかりの自然光がリビングや廊下に降りそそいで、この家を明るい空気感で包んでいます。ご家族は両親と息子さんの大人3人。仲良しファミリーが協力して成し遂げた家創りストーリーを伺いました。

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物件概要

今回は、埼玉県川口市内のJR駅すぐそばの非常にアクセスの良い立地のお建て替えです。現在は南側に交通量の多い陸橋があり少々の騒音はあるももの周りは駐車場に囲まれたひらけた立地です。でも、逆に将来ビルが建つのでは・・・と心配もされています。
さてそこに住む建築主様は、大人3人のご家族。建築主様は、もと自動車のサービス部門に所属されていた技術マンだけあって趣味は、プラモデル、ラジコン制作。居間には手作りのオーディオスピーカーもありました。奥様は、どうしても車に乗りたくてなんと59歳で運転免許取得したという行動派。今の趣味は藍染めです。まもなく勤続10年になる洋服屋さんにお勤めです。ご子息様は、以前美術館にお勤めされていたと仰るアーティスト肌。ご子息様が声をあげ、一家で建築物を見に行ったり、コンサートへ出かけたりと、ひとり居ないだけでなんだかしっくりこないと言う仲睦ましいご家族です。素人には思いも寄らない素敵な空間の発想を楽しみにされています。

■物件データ
敷地面積 109.85m2(32.22坪)
延床面積 67.78m2(20.50坪)
用途地域
商業地域
建ぺい率61.70%(最大80%)






2005年のクリスマスにコンペ。2006年のクリスマスの翌日に引渡し。当然ながら、紆余曲折もありつつ、あっという間だったような。そして、「家を建てる」ということ が、こういうことであったのかと、多くを学んだ1年でもありました。特に、新しい家のプランを練り上げていく作業は興味深く。丁寧に進められた建築家との対話は、 新しい家についてだけではない、そこに住まうこととなる新しい(あるいは、これまで気付いていなかった)自分自身の発見にもつながり... そんな発見から、また新し い家のイメージへと発展し、新しいアイディアが紡がれて... 振り返ると、実に深く、創造的であったように感じます。
どんな生活のリズムを送ってきたのか、どういものを集めてきたのか、どういうものが捨てられないのか... 改めて振り返る生活の癖のようなもの。これまでの、なんとなく過ごしてきた生活の中身を切り開き、見つめ直すかのようなディープな感覚に、新しくなるのは家だけではないのかも?と、ぼんやり思っていた少し前。今、新しい家に住み、新たな生活をしてみれば、それまでとは違う感覚が、一家3人、それぞれに生まれている気がしております。
そうした空間を生み出してくれた、建築家、a not-DESIGNのチームの想像力には、ただただ感服するばかり。図面を見、模型を見、重ねられたその後の対話を経て、ある程度、竣工後の姿は想像できたつもりでいましたが、実際の新しい家は、そうした想像を超えていて... ウィークエンドホームズ社のサポートをいただき、あのコンペから、こういう驚くべき結果に至ったことは、感動の一言。一方、今回、仮住まいがすぐ隣であったことで、新しい家が目の前で建ち上がっていく姿を、日々見つめることもできました。少しづつ竣工に向けて表情を変えていく現場の姿を振り返ると、感慨も深く。新しい家に携わってくださった全ての人々に、感謝せずにはいられません。そんなすばらしい方々と多く出会えた、この“ペンタゴン”というプロジェクト自体にも感謝したい... 四角四面ではなく、+αな五角形。これまでの枠組みを一つ踏み出したことで、これからの人生にも新しい何かが見えてきそうな気分です。

 
選ばれた建築家の声
 

《a not-DESIGN
松石 直樹+西田 智史》
I邸は、厳しい周辺環境と切離されたプライベート空間を実現するか、という事に重点を置き、設計致しました。その為、建物の中心に中庭を設け、中庭を囲むように各室を配置しました。「照明を点けなくても一日中明るい、晴れの日は太陽や雲の動きを感じ、雨が中庭に落ちてくる様子は見ていて飽きない。夜になれば月明かりが中庭の形を床に映し出し、幻想的で日々新しい発見がある。」と生き生きと仰って頂きました。「住宅とは住まい手の生活をそのまま形として表現し、日々新しい発見が出来る場所創り」と考える我々としては、I様からそのようなお言葉を頂き大変嬉しく思います。また、限りあるプレゼン資料と時間の中から設計意図を感じ取って頂いたI様には脱帽の思いです。もちろん設計段階には様々なご要望を頂き変更もありましたが、原案の空間イメージを大切にし、慎重にご要望を仰って頂いたご家族の姿が印象的でした。単なる変更ではなく研ぎ澄まされていくような感覚でした。竣工後I邸にお邪魔した時に「リビングから中庭の向こうの廊下を歩いている家族を見ても絵になるんですよ。」とご子息様。「僕達家族が居て初めて絵になるようなリビングを期待しています。」これはコンペ時のI様のイメージです。これから家創りを考えていらっしゃる方には「どのような生活を実現されたいのか」というイメージを一つでも良いので明確にお持ちになると良いと思います。


《宮建ハウジング
松本 守 代表取締役》


「終わりよければ全てよし」と考えていますが、家が出来るまでには、色々あるものです。I邸では、工事も終わるという頃に起きました。
業者さんが使っていたバケツの底になんと穴が空いており、養生シートの上がびっしょりに。Iさんより連絡が入り、私はお酒の席真っ盛りでしたが、そこを引き上げ、タクシーで現場へかけつけました。うん万円でしたが、、、
まさか、Iさんも来てくれるとは思っていなかったようですね。
現場では、ハプニングがつきもの。ただ、「解決できない問題はない」と思って、現場に臨んでます。(代表取締役 松本 守談)




Iさん絶賛の大工の「北野 勝」さん
※なんと、お兄さんの名前は、「たけし」さんというそう。

とにかく、建設中の現場が、すぐ隣にあったので、職人さんの仕事などを、間近に見ることができました。特に、大工の北野さんの仕事ぶりには、圧倒されました。印象的だったのは、フローリングの木材が運ばれてきたときに、一つ一つ違う木材の色合いを見ながら、いろいろ組み合わせて、より映える組み合わせを創り出そうとしていたこだわり... 良いものを作る。それは当たり前のことでしょうが、限られた時間の中で、可能な限り突き詰めていく姿は、一家にとってとても頼もしかったです。それでいて、そうしたことを、なんだか飄々とこなしてしまうあたり、クール!難しいことの方が、おもしろい... なんて話していたことにも、職人気質をひしひしと感じ... そんな、職人さんの仕事ぶり、心意気に触れるのも、家づくりの面白さの一つかなと思います。
(I邸息子さん談より)

 
今回の「家創り」をコーディネートして
限られた予算の中で始まったこのプロジェクト!オープンコンペで約30案の中から選ばれたアノットデザインさんとの出会いは、必然だったのでは!?と思います。 毎回の綿密かつ、心の通ったお打ち合わせによる意思決定、意思統一に信頼関係などが合わさって建築主様だけの為の建築主様らしいお家が出来上がるのだと改めて感じた1件でした。 アノットさん、宮建ハウジングさん、メンバー全員のご協力がなければ、決まった予算の中で、ここまで建築主様ご家族がご納得されるものはできなかったのではないかと思います。お引き渡しの時のI様ご家族の感激の表情が今までも忘れられません。



 
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